ネタバレOKです。本編読了前のかたは、速やかにご退場くださいませ。
『真世の王」感想用ゲストブックのログです。ご記帳ありがとうございました。
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有里 |
読みましたーっ!\(^0^)/ 1300枚、あれほど楽しみにしていたFotRすら2回しか(笑)見に行かずに、 せっせと物語の井戸からくみ上げただけのことはありますね。 堪能いたしましたです。 読み始めたときは、赤竜の書のときのメインキャラが一人しか出てこなかったので あれれ?と思いましたが、赤竜はプロローグで、2人の主人公のうちの ひとりしか登場していなかったのですねー。 おじさん(?)キャラがよかったです。クグヤークとかファラアスとか ゾータンとか。 つづきはまた。 |
- | url | [2002/05/25/09:45] |
guest number:[2] |
杜 |
読了しました! お話世界にぐんぐん惹き込まれて、 勢い余ってまだきちんと理解できていない部分もありそう なのですが(汗)、本って何度でも遡って読めるところが いいですね…今晩もお布団の中で最初から読み直します。 私にとってはキャラ萌えよりも世界観萌えしたお話でしたが、 でも一番好きなキャラはウルバンです。 な、なんてフツー(武芸においては)なんだろ、カワイイ〜! と思っていたら…最後はスミマセン(笑)。 でもいわゆる『成長物語』ではないお話を、それでも深く お書きになれるのがすごいワザだ、とじーんときました。 ところでソグヤムさま、もういらっしゃらないのでしょうか。 『チェンジリング』からのファンの私は、金田さんとの タッグも拝見できて幸せでした〜vvv 次作も楽しみにさせて頂きます!!! |
- | - | [2002/05/25/19:07] |
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有里 |
つづきです。 すみません、すみません、すいません、前のは出掛ける直前に急いで書いたので、 打ち間違えて人名が全然違ってました。(涙) クルヤーグとフィアラスとゾータンです。 ウルバンくんがこんなに重要なキャラだったとは。 ごめんね、「赤竜」読んだときは、もう出てこない脇役だと思ってたよ。 妹尾作品のカップルに、冷淡でない男性キャラが出てきたのは初めてかも。 草の馬のエピソードがいいです。それから、エスタシアが片言で ウルバンと会話しようとするところとか。いいなぁ……。 「王都会盟」の最後のほうの「ぼくが行きます」と「おれのこの剣は……」に、 ニヤリ。 |
- | url | [2002/05/26/16:30] |
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ミオル |
本日読了いたしました。 でも日曜だったもんで、こどもがいいところで邪魔しに来るんですよー! キーッ!!と腹を立て、昼ごはんの焼きそばを用意してオットにお任せし すぐ近くの公園のベンチで最後まで到達しました。 (下巻はそのくらい入り込んだってことで。 目で活字を追うスピードより、物語の先を知りたい欲求のほうが強くて。) なんというか、相変わらず、通奏低音がきいていますねえ。 それがこう涙腺を刺激するというか…(私の涙腺は人並み以上に弱いんですけども) ラストシーンは明るくてかなしくて、沁み入るようで、でもからりとどこか乾いていて、 蒼くて青い萌緑はるかな異界の景色が目の前に広がってくるような。 それに、この作品は他でもない「本」という形態をとるべきだというのが、 イーファルではないけど「正しい」と思いました。 #イーファルに関する描写が好きです。 #「美しいでもなく正しい」というのがすんなり理解できます。 好きなキャラは、そうですね、やはりおじさんたち&ソグヤムさまでしょうか。 フィアラスは人気高そうだなー。(渋好み?) |
- | - | [2002/05/26/20:43] |
guest number:[5] |
ミオル |
肝心なことを書き忘れました。 妹尾さんの作品で、どの作品にも共通する一番好ましいと思える点は 「主人公に厳しい」 というとこです。結末が決して甘くなってないところ。 この作品の「忘れてしまった」二人も、 忘れていることすら覚束なかったにもかかわらず、 胸にあいた穴を抱えているんだなあと思うと、やるせなくもいとおしくなります。 |
- | - | [2002/05/26/21:10] |
guest number:[6] |
ならの |
土曜の真夜中から読み始めて、朝方、読了しました。 とにかく堪能しました。どっぷりと浸らせていただきました。 白状すると、前に『赤竜の書』を読んだときは、世界の在り方や「言葉」の位置付けの面白さに惹かれた部分が大きすぎて、実は最近まで登場人物に関する記憶がかすんでしまっていたのです。 が、今回、まず『赤竜』を再読してみて「あ、そういえばジェンって健気な子だったよなあ」とか「お、ウルバン、いいやつだなあ」とか、各キャラクターにも思い入れが出てきて、その勢いで新作に突入したので、成長した(でも本質的な部分は同じの)彼らに会えてとても嬉しく思いました。ジェン……(涙)。 ちなみに新登場したなかでの好きキャラはソグヤムさま〜。 とはいえ、ラグソルさんやゾータンさんなど、あっち側に取り込まれてしまった方々も含めて、読了直後の今はすべてのキャラクターが哀しくいとおしく感じられます。 各々に事情や心情、信ずるところ、そしてそれらに裏付けられた行動があり、それらがいつしか世界の流れにきっちりと組み込まれて互いに噛み合い、「物語」として形成され集約されていくさまを読み進めていく快感。予想を超える壮大な展開。寂寥感の混じった、でも透き通った明るい印象のラストシーン。幸せな読書体験をさせていただきました。 とにかく今は、この本が世に出たことを感謝したいです。待ちつづけていてよかった。 |
- | url | [2002/05/27/00:18] |
guest number:[7] |
有里 |
つづきです。すみません、自分のページに感想をかけばいいんですが、休日は更新する時間がなくて。 エスタシアが言葉の力で魔物を消滅させようとして、文字を書くんだけれども現実に相反することは書けないっていうところが、とっても「リアル」だと思いました。 妹尾さんが『チェンジリング』で、エンタテイメントしようとして、どうしても出来なかった状況に似てるなと。 あの世界の言語システムには興味があります。どの程度まで設定があるのでしょうか。 |
- | url | [2002/05/27/01:06] |
guest number:[8] |
おむらよしえ |
読了しました。 読み終わって、しばらく世界から抜け切れませんでした。 こういうラストって、いやじゃないんですけど、ものがなしいですね……はふ。 異世界の話って、「異なる世界の理」をつくることなんだなあと思いましたです。 ソグヤムの話がもっと読みたいですね〜。 |
mail | url | [2002/05/27/12:58] |
guest number:[9] |
折原偲 |
アマゾンでは瞬間的に在庫切れになったらしい上巻がやっと届きまして、本日読了しました。 やはり印象に残ったのは嫌々王様やってるソグヤムでした。 「五日、生きろ(以下略)」が頭から離れません。 どこだか今思い出せないのだけれど、世界のありかたの形容で「ただしい」というのは、「よくない」「まちがっている」の対応語でなく。 「ありのままでない」の対応語なのだと感じました。 自分の中に呼び起こされる、見も知らぬ世界への愛着と哀惜が美しくもなぜか痛ましく、異世界ファンタジーのワタクシ的核を刺激された読書体験でございました。 たしかにこれは、1300枚必要だったんだなあ、と。 きりがないのでこのへんで…… |
- | - | [2002/05/29/23:22] |
guest number:[10] |
蒼 |
さきほど読了しました。 ソグヤムとクルヤーグ、そしてウルバンの会話が面白いですねえ。 ジェンが超然とあろうとする姿もいいのですけど。 あくまで人であらんとする彼らのほうに魅力を感じてしまいます。 |
mail | - | [2002/05/30/16:52] |
guest number:[11] |
眞明 |
一読者です。本日読了しました。 『赤竜の書』の続きが、(少なくとも角川からは)出そうに無いことに気づいて、何ともいえない気持ちを味わってから幾年月。 物語の終わりをこの目で読める日がこようとは思いませんでした。 美しさと寂しさが混ざり合ったラストシーン、地平線まで続く草原の、いっぱいの緑が本当に見えたような気がしました。 おーもーしーろーかっーたーです! それでは。 |
mail | - | [2002/05/31/22:30] |
guest number:[12] |
有坂 |
読み始めてやめられなくなって、朝の4時までかかって読了しました。 本当に堪能した、という感じです。 ソグヤムさまも好きなんですが、何と言っても一番のお気に入りはウルバン君です。 彼が出てくると心がなごみます。 友人に欲しいですねぇ…でも、現実にそばにいられると、内心「どうしてこんな風にいられるんだろう」と嫉妬に苦しみそうな気もしますが。 |
- | - | [2002/06/07/01:25] |
guest number:[13] |
ささき |
読みました。昨日一日かけてどっぷりと世界にひたりました。 出だしの、大気が燃えだしたかのような冷たい炎から光が白く噴き出て人型を形作っていくシーンから、もうもうもう、もう! 手足ジタバタさせてしまうぐらい「きたきたきたきたああああ」って気分になりました。うさぎ屋さんだーっ、て。 現世で見ることができないすべてを見せてもらおうと、どん欲に、本に鼻面つっこんで、猫まっしぐらで猫缶にくらいつく猫のごとく、読ませていただきました。 読み終えたあとは長い旅を終えたあとの放心。 ウルバンも好きだけど、ソグヤムさまが好きだ。クルヤーグはじめ、おじさんたちが素敵です。さらに、エスタシアに、そしてシェラザ。シェラザはどれほど心を痛めてエスタシアを見つめていたのだろう。ウルバンという存在にどれほど感謝しただろう。エスタシア以上に、ウルバンの存在に安堵したんじゃないかなあ。ジェンの選択が悲しく、けれど安心もしたラスト……。悪夢の王は巨大でワガママな子どものようで、えらく怖かったですよ。こらえ性がなかったり、注意力散漫だったりで。経験値その他子どもなのに力だけは並はずれてあるという存在は怖いなあ。 まだ興奮しているのでなんだか支離滅裂に思ったまま書き連ねちゃってますが。 とにかく、おもしろかったです。至福の時間を与えてくれたこの書と、作者の妹尾さんに感謝します。ほあ〜。←まだ魂、飛んでます。 |
- | - | [2002/06/08/10:40] |