孔子の子孫だなんだと言っても、結局は本人だろ
「誰が忘れるかよ、おめぇみてぇにふらふら動きまわる大将首」 孫策と再会したとき、太史慈は捕縛された身であった。初めての出会いはその前年、太史慈が劉繇のもとに身を寄せていたときのことだった。江東の情勢を一変させる孫策の快進撃に、ただひとりの武勇をもって立ちはだかったのが、太史慈だったのだ。
「誰が忘れるかよ、おめぇみてぇにふらふら動きまわる大将首」
孫策と再会したとき、太史慈は捕縛された身であった。初めての出会いはその前年、太史慈が劉繇のもとに身を寄せていたときのことだった。江東の情勢を一変させる孫策の快進撃に、ただひとりの武勇をもって立ちはだかったのが、太史慈だったのだ。