updated: 2011/09/03
世渡り下手な尚書官のヤエトは、職場の派閥争いに巻きこまれ、帝国の辺境に左遷されてしまう。今度こそ目立たず波風立てず、楽な余生を送ろうという目標を立てた矢先、人もあろうに皇女殿下の副官にとりたてられてしまった。
未だ帝国の一員であるという自覚のない辺土の民と、鼻っ柱の強い皇女に挟まれて、楽に生きるどころか多事多難の連続に。しかも、一族に与えられた神の恩寵の力が暴走しはじめ——。
過去と現在が交錯する異世界ファンタジー。