書肆 うさぎ屋

updated 8th October 2005

特設書架:ファンタジスト向けカレンダー2006

「こんなに貼る場所ないけど欲しい……」とため息をつきながら、展示してみます
※このページに限り、店主は実物を見ずにピックアップしております。ご了承ください※
ムーンカレンダー蓄光2006   月面図カレンダー2006   Haunted Realm 2006 Calendar   アントニ・ガウディ 2006年度 カレンダー   井上直久 2006年度 カレンダー   Art Of The Lord Of The Rings 2006 Calendar   Dragons By Ciruelo 2006 Calendar   Dragonology 2006 Calendar

ファンタジーと月は、かかわり深い……夜空に想いを馳せる

ムーンカレンダー蓄光2006 月面図カレンダー2006

 左は月の満ち欠けを体感できる、「ムーンカレンダー蓄光2006」。バリエーションに特殊アルミ加工紙を使った「ムーンカレンダー メタル2006」がある。第何週の何曜日が何日といった把握はしづらいだろうが、一年という大きなスパンで変化しつづける「月」を感じるには、これ以上のデザインはないのではないだろうか。

 右も同じくLbTDが発表したカレンダーで、こちらはしんしんと月の光を感じられるような「月面図カレンダー 2006」。見入るというより魅入られてしまいそうな美しさだ。

現実にある幻想世界──風景の中へ

Haunted Realm 2006 Calendar アントニ・ガウディ 2006年度 カレンダー 井上直久 2006年度 カレンダー Art Of The Lord Of The Rings 2006 Calendar

 まず、「Haunted Realm 2006 Calendar」つまり、お化け屋敷カレンダー。雰囲気のある処理は好みが分かれるところかもしれないが、ゴシックの雰囲気に浸れそうだ。

 幻想的な風景といえば、この人の建築を無視するわけにいかないだろう、「ガウディ2006年度カレンダー」もある。この堂々たるファサードの有機的な姿は、それこそ好悪が分かれそうだが。

 どんどんいこう、「井上直久2006年度カレンダー」は、アイルランドの風という副題がついている。ファンタジー者に多いアイルランド愛好者は、要チェック。

 LotR関連からは、とりあえず「Art Of The Lord Of The Rings 2006 Calendar」を。これらの設定に描かれた風景の一部が、この地上にセットとして作成されたことがあったと考えると、わくわくするではないか!

真打ち! ドラゴン・カレンダー

Dragons By Ciruelo 2006 Calendar Dragonology 2006 Calendar

 この躍動感あるドラゴンのイラストは、ぜひ手元に置いておきたい……と感じるのは「Dragons By Ciruelo 2006 Calendar」。実をいうと、前々から同じイラストレーターの『The Book Of The Dragon』も欲しくてたまらないのだが、……カレンダーよりいっそ本の方を買うべきか? 悩ましい。表紙に負けて買った『アゴールニンズ」もまだ読めていないのに……。

 そして時期的に注目度大のドラゴン・カレンダーといえば「Dragonology 2006 Calendar」だろう。タイトルとデザインからして、おそらくこれは『Dr. Ernest Drake's Dragonology: The Complete Book of Dragons』から採られたものに違いない。この秋、『ドラゴン学 —アーネスト・ドレイク博士の ドラゴンの秘密完全収録版』として翻訳版が刊行されたばかりのタイトルだ。派生した本と見える『Dr. Ernest Drake's Dragonology Handbook: A Practical Course In Dragons』も気になる。気になるったら、気になる!

 以上、駆け足で「とても買い切れないし買っても貼りきれない」カレンダーたちを紹介した。そして買いきれないどころか紹介しきることもできなかった。なにごとも諦めが肝心。今年はこれで諦めよう。

2005.10.08