what i read: 2001/09/01-10

　積んである本の山をなんとかしようと格闘開始。しかし、減らしても減らしても、同時進行で増えていくのでどうにもならない。

『風車祭』は近所で探してもみつからなかったため、ネットで購入。著者得意の沖縄を舞台にしたファンタジーだが、相変わらず濃いキャラクターに、突拍子もない展開。そして最後には清澄な世界がひろがるすばらしいファンタジー。

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　独特の世界観でファンを持つゲーム『真・女神転生』の、「ゲームと同じ時代、違う場所で違うキャラクターたちが送った人生」を描いたノベライズ『廃墟の中のジン』は、かなりの完成度。ちょっと泣けた。

　同じゲームのノベライズでも、『弟切草』とはリンクのしかたがずいぶん違う。

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『オーパーツ・ラブ』は、ゆうきりん氏の「萌えろちっくラブコメ」。数千年の眠りから目覚めたエジプトの王女（で、女神）と、引きこもり青年のコメディで、ポイントを押さえた出来栄え。

　上遠野浩平氏の『わたしは虚無を月に聴く』は、『ぼくらは虚空に夜を視る』と世界観を同じくする作品。いつものように、いつものレベルで、期待を裏切らない。

『魔女の結婚　運命は祝祭とともに』は『魔女の結婚』につづくシリーズ二巻め。主役のすれ違いっぷりは堂に入っており、ラブコメとしての完成度は上がったように思う。前作同様、「向こう側」のシーンが曖昧模糊としてつかみづらいのが弱点か。

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