what i read: 番外篇 02

『鬼石』は夏のハルキ・ホラー文庫創刊ラインナップに入った一冊。この対談は、『鬼石』の著者である佐々木禎子氏とメール交換という形式でおこなった。

　わたしがプッシュする理由は、下世話な言いかたをすれば、自分が紹介した作家さんだからであり、そしてもちろん、おもしろかったからである。

『鬼石』は、愛・蔵太氏によるハルキ・ホラー文庫全部の、買っても損はしない上から三冊に入っており、『本の雑誌』12月号の大森望氏による記事でも、「表のベスト３」にランク・インしているので、身びいきで眼が眩んだ評価ということはないはずだ。

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　人を紹介するということは、その人の仕事がある程度、自分にもちょっぴり責任を感じるものになるということではないか。だから、ふつうに本を読んでいておもしろい作品と出会ったときとはすこし違う感覚が味わえる。

　直接的にはなんらかかわっていないのに、一方的に親近感を覚える。なんかこう、アレだ。お見合いオバサンってこんな感じなのかもしれない（笑）。

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　ハルキ文庫にはヨコタカツミ氏、ゆうきりん氏、そして佐々木禎子氏をご紹介したが、お三方ともすばらしい仕事をしてくださっている。誇らしく、そしてちょっぴり妬ましくもあるのが正直なところ。五代ゆう氏も近刊が決定しているようだ。

　これからも作家・妹尾の嫉妬心を煽るような活躍をしてほしいと、読者・妹尾は思う。

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