ドルイドと戦乙女と関ヶ原とマサラSFとアジアSFと古書ミステリ | ||
---|---|---|
[2000/12/11-20], updated 2001/01/26 | ||
読んでも読んでも、結局「同じようなこと」が書いてあるだけと思いつつ、それでもどこかに知らないとまずいことが残っているのではないかという危惧がつのる。書くべきか読むべきか。 ▼ 『図説ドルイド』と『ケルトの賢者「ドルイド」』。どちらか一冊しか読む暇がないがドルイドについて知りたいという人には後者をおすすめ。内容はかなりかぶっている。基礎知識が不足気味の人は『図説』でヴィジュアルから入るのも可。 ▼ ゲームをやっていない人にも、やった人にも、好評なノベライズ、『ヴァルキリー・プロファイル(上)』は北欧神話好きにおすすめ。 同じく角川春樹事務所の『神州双天記』は続編はないのだろうか? 導入部は猛烈におもしろいが、このままでは竜頭蛇尾に感ずる。続編があるなら読みたい。 ▼ 今さらと言われそうなダニングの『死の蔵書』。たしかにおもしろかったが、ひとみモードで「信じれば想いは届くのよ!」とか言いたくなる自分が怖い。 ▼ 『暁の女神ヤクシー』と『カラワンギ・サーガラ』は、どちらも三巻で完結。 双方アジア風味の SF なれど、前者は高地地方の淡々と乾いた雰囲気、後者は熱帯地方の湿気の強い暑さを反映させて、それぞれに違うよさがあり、若者の淡々とした/熱い想いを描いている。 |
||
prev
next |
ドルイドと戦乙女と関ヶ原とマサラSFとアジアSFと古書ミステリ: [2000/12/11-20] (updated 2001/01/26) | ||||
---|---|---|---|---|
F | ヴァルキリー・プロファイル(上) | 五代ゆう | 角川春樹事務所 | 2000.12.08 |
F | 神州双天記 | 三宅一明 | 角川春樹事務所(ハルキ・ノベルス) | 2000.12.08 |
O | ケルトの賢者「ドルイド」 語り継がれる「知」 | スチュアート・ピゴット (鶴岡真弓 訳) | 講談社 | 2000.01.10 |
THE DRUIDS | Stuart Piggott | 1968 and 1975 | ||
O | 図説ドルイド | ミランダ・J・グリーン (井村君江 監訳/大出健 訳) | 東京書籍 | 2000.09.01 |
EXPLORING THE WORLD OF DRUIDS | Miranda Green | 1997 | ||
N | 暁の女神ヤクシー 3 太陽の踊り子 | 小林めぐみ | 角川書店(スニーカー文庫) | 2000.12.10 |
N | 死の蔵書 | ジョン・ダニング (宮脇孝雄 訳) | 早川書房(ハヤカワ文庫HM) | 1996.02.29 |
BOOKED TO DIE | John Dunning | 1992 | ||
N | カラワンギ・サーガラ完全版 3 神と人の物語 | 津守時生 | 角川書店(スニーカー文庫) | 2000.12.01 |
c | title | author | publisher | date |