what i wrote: [2001/10/18]

*W* メールアドレス詐称 *W*
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[2001/10/18]

 携帯電話に出会い系サイトの広告メールが来た。見もしないでメモリからさっさと消し……かけて、差し出し人アドレスが目に入る。

 ちょっと待て。このアドレスは、受信したこの携帯電話に設定している、自分のアドレスではないか? ではないか、ではない。そうである。なんだこりゃあ。

 勘違いでないことを確認するため、そのメールに「てすと。」と返信してみる。数秒後、自分の携帯に「てすと。」とメールが届く。間違いない。とほー。 

 ため息をつきつつ、サポートにメールで問い合わせ。以下、大筋の意訳。

妹尾
:どういうことですか、これ?


返事
:お客様のアドレスを詐称しているものと思われます。迷惑メール対策はこちらでご案内しております(with 電話番号)。


妹尾
:知りたいのは、本来のアドレスの所持者に課金が生じることはないのか、また詐称者にこれをやめるよう促すことはできないのか、です。


返事
:お客様の携帯電話から発信されたメール以外に送信料は発生しません。また、法律上、詐称者の個人情報をお伝えする、あるいは弊社から本人に連絡することはできません。

 なんら処置をとれないという連絡には落胆したが、これは予期していたことでもあるので、まあそうだろうな、という感想(参考:【HOUTAL】の「掲示板で名誉を傷つけられた!!」等。ネットのトラブルは相手が特定できないことが多く、これがまた法的に如何ともしがたいという解説)。単なる確認でサポートの手間をとらせたことの方が申しわけないが、確認しないわけにもいかない。

 しかし、これは「不正アクセス行為の禁止」にひっかからないのか? メールアドレスは個人識別子にあてはまるのだろうか? でも、一回メールが届いただけで警察に届けるのもなあ……と皆が思うから、取り締まりが進まないのか?

 自分のアドレスから、自分の携帯に、出した覚えのないメールが届く。そう要約すると、なかなかいいネタだ。そのうち一本書かせてもらうか。やれやれ。

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