what i wrote:

*W* キャラ萌え (2) *W*
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[2001/02/22]

 うまく書けるか不安なれど、キャラ萌え話。前回は【1.5】に。

「キャラ萌え」について考えるのは、「好き」の気もちを因数分解……というより、分子や原子に分解する作業に似ていると思う。

 麻弥さんの日記(2001/02/15付)にある「棋士でない緒方さん」を例にとると(勝手にすみません>麻弥さん)、たとえば「クール・ビューティー」「白髪(しらがと発音するまじ)」「目つき悪い」「眼鏡」「頭脳明晰」「なにかたくらんでそう」「棋士」「背が高い」「美少年に妙に接近!」「背広」その他、さまざまな要素の原子が結合した結果が、「緒方」というキャラクター分子。どの原子を感じとるかに個人差があるのはもちろんだが、話が繁雑になるのでそれは措くとして。

 その原子レベルのさまざまな要素のなかの、「作品世界と密接にかかわる部分」が欠け落ちても尚「好き」である場合をのみを「萌え」と呼ぶというのが、わたしの「萌え認識」。

「棋士」原子はかなり作品世界寄りの要素なので、これがなければ、というのは、わたしと麻弥さんで「キャラ萌え」という語の使用法が異なっている可能性が高い。

 ただ、その緒方さんが本来所属する作品(『ヒカルの碁』)と明白に違う世界に放り出されてもオッケーなら、「棋士」原子と結合したままであっても、「萌え」概念に合致する愛のかたちということに。「明白に違う」というのは、どう考えても原作中ではあり得ないシチュエーション等含む。

 説明すればするほど「違うんだけどなー」という気分に陥ったので、書いたものを半分くらいに削ってしまった。すると今度は言いたりない気分に。きりがない。

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