もし三億円あったら | ||
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[2001/01/19] | ||
宝くじが当たって、もし三億円手に入ったらなにに使うか――という話をした。 ▼ 自作の映像化(発案者は作家の秋津透氏)。公開しようとするとお金がかかるので、プライヴェート・フィルム。贅沢。 ……でも、三億円でできるのか? ▼ 書庫。宿泊/飲食施設つき。というか、超一流のバトラーとメイドさんに管理された別荘で、壁がぜんぶ本棚、壁じゃないとこも本棚。しかも、どこにどの本があるかは完璧に管理されている。本人のうっかり置き忘れもバトラーとメイドさんが完全にフォロー。ああ(うっとり)。 辺鄙な場所にしないと、建てるだけで三億使いきるかも。人件費も問題だ。維持できないのでは寂しすぎる。三億では無理だろうか。 ▼ 自費出版。利潤追求は一切求めず、淡々と出したい本だけ出して、どうしても欲しいという同好の士にのみ頒布し、資金を使いきったところで終了する。 ▼ プライヴェート翻訳。読みたい未訳本を、好きな翻訳家に翻訳してもらう。装丁家にたのんで愛蔵本にする。この世に一冊きりの邦訳本。しかも死ぬとき棺に入れてもらう。 一歩間違うと、ミザリー。いやすでに? |
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