懐かしい場所 | ||
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[2000/10/13] | ||
いりこさん(以前もアストラやシリエンを描いてくださった、いい人だ)から、『異次元創世記 赤竜の書』の感想イラストをいただいた。いつもありがとうござりまする(ふかぶかとお辞儀)。 原寸だともっと迫力があるのだが、さすがに画像のサイズが凄かったので、著者特権でひとりじめさせてもらうことにした。 ▼ で、眺めていたらムラムラと書きたくなったので、つい、書いてしまった。 とても久しぶりにあの世界に行ったので、はじめは遠くの方がよく見えなかった。眠りから醒めたジェンの視界が晴れていくように、少しずつ、情景がクリアになっていく。 ジェンの感じる世界の風はなつかしくて、すこし、切なかった。 どこまでもつづく草原、というのは、わたしのなかに刻みこまれた「あらかじめ懐かしさを感じる場所」のひとつであるらしい。 ▼ へえ、こんなエピソードがあったのか、と自分が誰よりも楽しんだかもしれない。この楽しさを共有してくれる人がいれば、嬉しいと思う。 そもそも、小説書きってそういうことだから。 |
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