what i read: 2001/06/01-10

*R* 分厚い翻訳ものへ *R*
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[2001/06/01-10],updated 2001/8/01

 そろそろ資料読みから解放され、いつもの雰囲気に戻ってきたような。しかしゲームに時間を食われ、量的には大して読めていない。

 とりあえず『ラプソディ』(上下巻)は、ハヤカワ文庫FT系翻訳ファンタジーのファンは押さえておくこと。あまりにも分厚くあまりにも長く、しかも「つづくッ!」だが、それでも押さえておくこと。

 理由はもちろん、おもしろいからである。とっつきはあまり良くないが、尻上がりにおもしろさが増すので、期待して読んでいい。

 買っておいたものの読む機会がなかった『ヴォル・ゲーム』も勢いで読破。『戦士志願』のマイルズのその後は、やはり波乱に満ちていた。ビジョルドは、読み終えるまで本を置けない作家である。寝る前にちょっと、と手にとってはいけない本。

BIOME 深緑の魔女』は、第二回ファミ通エンタテインメント大賞・小説部門 入賞作。植物や虫に押されて衰退しつつある人類。その世界で、生態系のシステムを逆手にとり、人間の都合がよくなるように生き物をコントロールする森林保護者(フォレストセイバー)たち。シビアなキャラクターと話の展開で、新人の第一作としては、かなり読ませる作品。

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分厚い翻訳ものへ: 2001/06/01-10 (updated 2001/8/01)
Fラプソディ
 ―血脈の子―(上)
エリザベス・ヘイドン
(岩原明子:訳)
早川書房(ハヤカワ文庫FT)2001.04.30
RHAPSODYElizabeth Haydon
1999
Fラプソディ
 ―血脈の子―(下)
エリザベス・ヘイドン
(岩原明子:訳)
早川書房(ハヤカワ文庫FT)2001.04.30
RHAPSODYElizabeth Haydon
1999
Nヴォル・ゲームロイス・マクマスター・ビジョルド
(小木曽絢子:訳)
東京創元社(創元SF文庫)1996.10.25
THE VOR GAMELois McMaster Bujold
1990
NBIOME
 深緑の魔女
伊東京一エンターブレイン(ファミ通文庫)2001.05.31
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