食べていくための仕事 | ||
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[2002/09/04] | ||
解説原稿を編集部に送付、無事に入稿されたもよう。東京創元社のサイトに、解説の途中までが掲載されるようなので、一刻も早く読みたいというかたは、そちらでご覧いただける。 どうせ原稿を書くのだからと、「いつか読まねば」と思っていた〈大魔法使いクレストマンシー〉シリーズを読破。期待を裏切らない面白さ。 ▼ ところで以前、こんな主旨のことを言われた記憶がある。 「一般人が抱いているイメージでは、『作家』はお金持ちなんですよ」 しかし実際のところ、わたしの収入は「パートの主婦」程度である。作家業だけで食べていけるほどの収入に手が届いたことは過去になく、未来もかなり望み薄であろう。 ▼ では食べていけるだけの仕事をすればよいわけだが、これがまた、そう単純な話ではないので難しい。 読者の裾野を広げる努力はしているつもりだが、その努力がきちんと実を結んでいるかどうかは、はなはだ疑問を感ずるところだ。 作家の場合は個々の個性が売り物なので、自分の「売り」を殺さないかたちで「一般的にアピール」するものを書くとなると、いったいどうすればと頭を抱えることになる。これから書くものをコントロールできるタイプの作家でもないので、では売れるものを書きましょう! と考えてすぐ書けるわけでもないし、だいたい「なにが売れるのか」をみきわめる分析力があるかという問題も。 ▼ MacWIRE の記事より、以下引用。 ●デジクリPowerBook Publishing Project:(4)食べていくことと、出版と(上) そしてそのお祭りを、きちんと商売にしよう、という話。MacWIREなれども、Macの話にあらず。興味のあるかたは、リンク先をどうぞ。 |
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