久しぶりの一人称 | ||
---|---|---|
[2001/11/15] | ||
考えてみるとデビューして(数日前に気がついたが、今年は小説家デビュー十周年だった)このかた、商業誌用の原稿を一人称で書いたことがないような気がする。いま書いているのが初の一人称原稿かと思うと、難航の理由も納得できて、スッキリだ。 スッキリしたからさくさく進むというものでもないが、まあとにかくスッキリ。 ▼ もともと、一人称に限りなく近い三人称(視点固定、視点人物のモノローグ多用)で書くことが多いので、さしたる違和感もなく一人称に移行できるだろうと思っていたが、やってみると、そうでもない。「私が」という主語が入るだけで、語り手がやけに饒舌に見える。いっそ饒舌なキャラクターであるという風に設定を変更するか? といった手法上の問題以上に、書くための基礎知識が例によって不足気味。泥縄で勉強開始。相変わらず知識の抽斗は自転車操業というか、ロープを切っては繋いで月から地球に降りるミュンヒハウゼン男爵みたいというか。 ▼ 気がつけば、「ダンディ・ニュース」では一人称書きまくりではあるのだが。この手法をそのまま使える内容じゃないしなあ……。 ものすごーく頻繁に指輪物語映画の情報が載ってしまう「ダンディ・ニュース」、キャラと内容が離れている方がおもしろいという持論を意図的に実践しているわけではない。なりゆき。乏しくもアヤシイ英語力と愛と熱意が頼り……あまり頼りにならないか。 わたしより英語力がしっかりしていて、頻繁に英語情報をチェック/要旨を公開してくれているサイトはないものか。ご存じのかたがいらしたら、ぜひご教示願いたし。 それにしても、早く見たい。予告編があまりにもスバラシすぎた……。(smallなら3MBくらいのものなので、ぜひご覧あれ) 日本公開は来年だ。諦めて仕事しろ、自分。その前に風邪も治せ。部屋も掃除しろ。……やること満載。 |
||
prev
next |