what i wrote: [2001/06/21]

*W* 『エイリアン9』とかリンクとか *W*
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[2001/06/21]

 はじめに訂正。「ヌーヴェルSF文庫」になると書いたのは間違いで、あくまで「ハルキ文庫」ではあるとのこと。

 ただし「ヌーヴェルSFシリーズ」のみ、装丁の基本フォーマットが変更され、背/裏表紙にもイラストが入る。配本パターンも従来のハルキ文庫とは少し違うものとなる。書店さんによっては売り場が変わるかもしれないので、ご注意されたし。

 いろいろなイラストを寄贈してくださった(シリエンとかアストラとか異次元創世記とか)気前のいい絵描き人、いりこ(=入江泰裕)氏がキャラクター・デザイン及び作画監督をつとめるOVA『エイリアン9』がいよいよ発売間近(6月25日、DVD/VC→公式サイト)。

 富沢ひとし氏の原作漫画を読んでみた。エイリアンの出現が日常茶飯事になった日本。小学校の「エイリアン対策係」に選ばれた女の子は、共生型エイリアンを頭にかぶり、学校にあらわれたエイリアンを捕獲、駆除しなければならない。気弱なせいで、やりたくもない「対策係」を押しつけられた主人公のほか、面倒見のいい委員長タイプ、万能天才肌でなんでも楽しんじゃうタイプの三人の女の子がエイリアンを「対策」する。全三巻完結済みだが、最近、雑誌に新作読み切りが掲載されたモヨウ。

 おもしろコワ不思議な感じ。独特の世界観とストーリー。アニメで見るなら、アクション・シーンが楽しそうだが、作画する側は大変だろう。公式サイトで宣伝用のフィルムをダウンロードしてさっそく鑑賞。おお、動いてる、動いてる。いりこさん、ファイトー。

 麻弥さんのところの「リンクについてのアンケート」、わたしが経験したリンク上のトラブルは、「リンク先に報告メールを送ったら、以前ネットでもめたことがある相手で、ものすごく怒られた」……かなあ。名前が違うから、その人だとわからなかったのだ。

 二回目の返信メールには、今度メールが来たら自動的に喧嘩だと思うことにすると書いてあり、先方のウェブ日記で漠然とした一件の顛末がとりあげられたが、リンクなし、サイト名もわたしの個人名も出さず――という状態。どうすればよいか困惑した。メールで返事をしたら喧嘩だし、先方のメールにウェブ上で返事をするのも気が退ける。どうしても私信の内容にふれることになるからだ。だいたい、わたしは喧嘩などしたくない。

 というわけで、こちらもやんわりと、時日を置いてから、リンクなしサイト名なし個人名なしで言及し返して、今に至る。トラブルではあるが、自業自得でもあると言えよう、この場合。

 この一件で、リンクしました報告メールが必ずしも相手にとって心地よいものではない、というのを痛感したことはたしかである。この件は些か状況が特殊にしても、リンクフリーと書いてあるのにわざわざ断ってくるなど鬱陶しい、と言わんばかりの応対をされたこともあり、今では「先方のリンク指針に従う」ようにつとめていることは、以前書いた通り。

 今は自分自身が「リンク自由だから、いちいち質問/報告しなくていいんだよー」と言う側になっている。月日は百代の過客にして、行かふ年もまた旅人なり。……ああ、どこか遠くへ行きたいなあ。

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