なぜファン・ページを作るの? | ||
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[2001/02/16] | ||
ガンパレ一周めクリア。おめでとう自分。よく耐えたね(封印に)。 速水日記も完結。書きながら、いったいなんだろうこれは、と考える。自由度の高いシステム故に、ヘボいプレイでは謎の根幹に迫れない。結局よくわかんないよ? という終わりかたでは真っ当なエンターテインメント――謎の解決をもたらして結、という形式――には仕上げられない。 それなりにまとめたものの、ふしぎな、半端な読みものだと思う。 ▼ 開発元の企画担当のかたのインタビューによれば、公式サイトはもうその役割を終えたので、閉鎖してもかまわないと考えておいでの由。それはそれで潔い姿勢だが、ファンにとっては寂しく哀しいことだ。 「こんな作品があった」というのはファンの心のなかにしか残らない。そしてそれは、どう贔屓目に見ても公開情報ではあり得ない。 ファンの一部がウェブなり同人誌なりで「心」に残ったことを書き、さらにごく一部が何年もそれをつづけるというかたちでしか、作品の情報は残せないのだろうか――作品それ自体が儚いものであることは、はからずも前回書いたばかり。 わたしがファン・ページを作るのは、作りたいから。で、公開したままにしておくのは、残さなきゃと思うから。更新が止まったページでも、ないよりマシ。更新を諦めたわけじゃないのだが――不甲斐なくてごめん、バァンさま。って謝る相手がそれでいいの? いいの!(自問自答) ▼ 本来、公式サイトは博物館的/資料的価値も考え、過去作品のデータを残して然るべきと思うが……と書いている本人でさえ、『NAGA』のページはそろそろ消そうかと、なにげなく考えたことがある。 作り手と受け手双方の作品への愛は、ベクトルが違う――としみじみ考えたり。 |
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