雀と睨み合う (2) | ||
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[2000/12/19] | ||
久しぶりに、てれれ〜んと外を歩く。この「てれれ〜ん」というのは気が抜けた状態をあらわす。 ▼ 視界上方に、なにか動くものを認識。顔を上げてみると、すっかり葉を落とした高い木のシルエット、そしてそのあいだで落ち着かなげにしている雀の姿。 あら、雀。雀だよな。逆光で色がよく見えない。うん、たぶん雀。 ……とかなんとか、ゆったり観察していたら、雀はすっかり動揺して飛びさってしまった。ずいぶん前からこちらの動向を窺っていたようだ。 雀ごときに機先を制されるとは! 気を抜きすぎだ自分。 ▼ これが雀だからいいが、ええと、親と喧嘩をしてむしゃくしゃし、バットを持って街に出た十七歳の少年とかだったらどうするんだ。(後世この文章を読まれるかたへ:当たるをさいわい通行人をバットで殴打という事件が最近あった) もっともその場合、先に気がついて逃げても追いつかれる気がするし、気を抜いていようがいまいが関係ないか。 ▼ やはり、道路で出会うのは雀くらいがいい。視線ビームをとばしても、反応は「逃げる」ばかりで虚しいが。 猫も可。犬までオッケー。クージョは不可。幻獣はダウト。ガンパレ我慢中。 |
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