名前に歴史あり | ||
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[2000/12/05] | ||
異世界ものを書くときは、そこで用いられる「異世界語」を考えて、登場人物の名前やカタカナ造語の語感を統一すべし。というのは持論。 現在作業中の案件は「ケルト系」という縛りがあるのだが、そもそも文献上で日本語訳のカタカナ音が一定していない。その上、アイルランド系とウェールズ系では違う(いわんやスコットランド系や大陸系をや)。つかみづらいことこの上なし。 要は物語内で筋が通っていればよいのだが、その筋をどのへんで通すかで苦悩中。 ▼ 不意に聞きたくなって、世間的には80年代の一発屋であろう、カッティング・クルー(cutting crew)の CD『愛に抱かれた夜(原題: BROADCAST)』を発掘した。同名ヒット・シングル(原題:(I JUST)DIED IN YOUR ARMS)を含むアルバム。 このバンドが以前、インタビューでバンド名の由来を訊かれ、答えて曰く。 「路上で演奏していて、缶にコインが投げ入れられるときの、『カティーン、クティーン』って音をバンド名にしようとしたんだ。それが誰かの間違いで『カッティング・クルー』にされて、そのままなのさ」 このアバウトさもけっこう好きだった。まだ活動してるのかなあ……。 ▼ とか考えていたら、脂ギッシュな中年になったニック(ボーカル)が出てきて、一発ヒット曲を歌う夢をみた。悶絶。 気になったので検索してみたら、やはりグループは活動停止していた。フル・アルバムはわたしが持っている三枚ですべてであることも判明(詳しくはファンサイトで)。 よかったような寂しいような。 |
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