what i wrote: [2000/11/04]

*W* 歴代ドラクエ回想 *W*
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[2000/11/04]

 ようやく『ドラゴンクエストVII』をクリアした。(ローマ数字は機種依存なので英字にて代用)

 ひとつずつのシナリオはよくできているし、街や村の人との会話を楽しむ境地に至れば、ドラクエならではの世界観を楽しめるし、伏線がぴたーっとハマったときは膝を打てる。が、てれてれと街マップの中を移動して会話するのが面倒だという考えがちらと頭を過るともうダメだ。

 悪くない、きちんとできてる作品なのだけれど。

『ドラクエ』では『III』と『V』が好きだ。下の表はネタバレ注意。忘れたところは敢えて調べず「(忘却)」表記。


仲間境遇
I一人不明不明風来坊・勇者の子孫?
II三人王妃一国の王子・勇者の末裔
III四人行方不明の勇者勇者の妻勇者の子
IV七人(忘却)(忘却)世界を救う勇者
V多数お忍びの王行方不明奴隷から王、勇者の父
VI多数(忘却)(忘却)ふたつの世界を往き来する
VII六人漁師・海賊王漁師の妻・行方不明漁師の息子・水の紋章を持つ

 表を書いていて気がついたが、わたしが好きなのって、目の前で※を殺されるんだ、両方とも……。じゃあ『VII』もあの人やあの人が目の前で殺されてれば好きになったかなあ。(←ひどい)

「勇者」という言葉が世間的に「世界を救う職業」として認知されてしまったのは、『ドラクエ』の影響だろう。最初は「生まれ」の問題だったのが、『VII』では「勇者」は純粋に職業のひとつになっている――修練さえ積めば誰でもなれる――というあたりに興味を覚えた。

 そのかわり、『VII』の主人公の出生には過去の因縁が仕込まれていて、生まれながらに選ばれた特定の個人、という概念は名を変えて残っている。

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