このサイト上で『NAGA』の最初のプロットを公開したところ「話が大違い!」と一部で話題沸騰なのですが(笑)、実際に原稿ができてきたとき、プロットとの差をどうお感じになりましたか。目眩いがしたとか、ありそうなことだと思って覚悟ができていたとか。あるいはもっとシビアに、プロットにあったセールスポイントが消えてるじゃないか、等。 | |
最初は渉が主人公「碇シンジ」的な性格でというのが頭にあったので、涼子が主人公になった一章が来たときは衝撃が(笑)。ただ、読み進めてみると、こちらの方が、ユーモアも含まれて面白くなってきてましたし、当初から『心傷ついた主人公』パターンって、ちょっと捻りが必要だろうなとは思っていたので、その意味で良かったと思います。 | |
複数のかたから「序章と終章みたいな文体で全編通して書いてほしい」ような感想をもらいまして、会話文体が生っぽいと、読みづらい(人もいる)ってことかなあ……と。『NAGA』の言文一致会話文体(?)についてはどう思われますか? | |
そうか、言文一致会話文体は実は結構新鮮に読めました。実はこの文体好きではないのですが、今回は良かったなぁと | |
わたしのほかに担当なさっている作家さんのお名前(と、もし既刊近刊があれば作品名)をどうぞ。宣伝、宣伝。 | |
割と個人的に広く読んでもらいたいと思っているのは、ゆうきりんさんの『戦国吸血鬼伝 信長神異篇』です。これは帝都物語が好きな人や歴史の好きな人はハマると思います。 作家としての進展著しいのは、小川一水さんの『回転翼の天使 ジュエルボックス・ナビゲイター』。多分、この作家さんはブレイク近いです。 女の子へのアピール力が、発売前より強くて、正直ビックリしたのが、高瀬彼方さんの『カラミティナイト』。妹尾さんのbk1での売行きに営業がビックリして飛んできたのですが、今日はカラミティナイト関連で『うちの文庫が女の子に売れているよ』と営業から驚いた声で電話が入りました。 来月の期待は、なんと言っても本格SF3作品! 書き下ろしは『邪馬台国はどこですか?』の鯨統一郎の『ONOGORO』。復刊ですが、酒見賢一の『聖母の部隊』、堀晃の『地球環』。 今後の予定としては、あんな作家、こんな作家もあるのですが、それはご期待くださいということで……。 妹尾注:書名からのリンクでアマゾンの書誌情報ページに飛びます。 | |
あー、番号がついていない本は、すべて中津さんが担当なさったものだったんですね。あの、ゆうきりんさんの『戦国吸血鬼伝』は当然続編があるとして(ありますよねっ?)、高瀬さんの『カラミティナイト』は続編は出るのでしょうか? | |
一応、読みきりの小川さん以外の作品は続巻予定です。決して番号が付いてない売れたかどうかを見てからという手法とはちょっと違います。『カラミティナイト』は思ったより女の子が買ってくれているようなので、これは予想外でした。眼鏡っ娘受けで、男性アピールは強いと思ったのですが……。 |
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