魔法の庭 3 地上の曲 -note

ハルンラッドは帰らない。
春が訪れねばならない理由など、もはやどこにもない。
それならば、いっそ。

 ※以下、リンク先の解説は本編のネタバレを含みます。

妖魔の王(シリエン/シルヴァーリエン):ついに魔法の庭に辿り着いた彼は、青の氷薔薇が紡いだ幻夢を砕くため、アストラを通じて南方の神・アストゥラーダの力を借りようとする。 read more... »
アストラ:南方王国出身のうたびと。闇の御子アストゥラーダの神謡を宿したまま出奔したせいで、母国から執拗に追われている。 read more... »
イザモルド:別名、氷姫。北の大地の女王となるべく、その身に膨大な魔力を負って生まれたが、父に疎まれて幽閉同然の半生を送った。理解者となるハルンラッドを得て、ようやく心をひらけるようになったかに思えたのだが——。 read more... »
青の氷薔薇:氷姫の庭に咲く、魔法の薔薇。破滅が訪れる前、シリエンがイザモルドの魔力を抑えることを考えて贈っていた。もとは天界の存在で、今はイザモルドの影響を強く受けている。 read more... »
ハルンラッド:植物の声を聞く才をもつ庭師。青の氷薔薇の呼び声に応えて氷姫のもとを訪れたが、心が通じたのもつかのま、戦場で命を落とした。うたびととして従軍していたアストラの父の唄によって、たましいを絡めとられてしまう。 read more... »
アストゥラーダ:南方王国で崇められる神。闇の御子、黒の御子などの異名があり、夜と死、破壊を象徴し、未だ地上に関与しつづける神として絶大な力をふるう。 read more... »
アストラの両親:父親は「彼以上に黒の御子をうたいこなす者はいない」とまでいわれたうたびとだが、従軍時に北方人のたましいを唄によって獲得、南方王国を出奔した。母親は北方人の血を引いており、アストラが北方語を喋れるのはそのため。 read more... »
地上の曲:あとがきにかえて read more... »