風の名前 -note

おまえが言ったのではなかったか、私を運命の外に生まれし者と。
私は世界の狭間に生きる者なのだ。名など持たぬ。

 ※以下、リンク先の解説は本編のネタバレを含みます。

妖魔使い:見かけ上はまだ少年とも呼べるが、実際は人ならざる存在。妖魔の名を見出して奪い、おのれの下僕として仕えさせている強大な術者。 read more... »
大巫女:生命の女神の神殿に仕える。代々ひとつの名前と記憶を受け継ぎ、未来を識るという運命の織り物を織っていた。神殿の滅亡と世界の危機を預言し、長虫を倒すべく後を追うことを決意する。 read more... »
長虫:目の前にあるものすべてを破壊して世界の果てを目指す、人の理解の範疇を超えた巨大な異形。なぜ生まれ、どうして進むのか……。 read more... »
エウテシュ:生命の女神の神殿に仕える巫女のひとり。次期大巫女候補と噂されていて、予見の能力も高かった。だが彼女は滅びを受け入れる神殿と訣別し、長虫に立ち向かう未来を選ぶ。 read more... »
ハライ:神殿に仕える巫女だったが、近隣の村人と恋仲になっていた。神職をときはなたれたとき、彼女は恋人のもとへ向かい、ふつうの女性としての幸せを求める。 read more... »
トゥラ(トゥーリヒア):行くべき場所もなく、途方に暮れて神殿に戻り、大巫女の器となって名を継いだ巫女。とりたてて才能があるわけでもなく、おとなしい彼女が選んだ運命は。 read more... »
妖魔:女神のことわりの外に存在するもの。本来実体はなく、異界に所属するが、契約した妖魔使いの招請には応じねばならない。 read more... »
風の名前:あとがきにかえて read more... »