what i read: 2001/07/11-20

*R* なつかしのアミガサダケ *R*
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[2001/07/11-20],updated 2001/09/18

 ブライアン・オールディス(最近はスピルバーグが映画化した『A.I.』の原作者として有名になった)の『地球の長い午後』が再版されたので、購入。破滅的な未来を描いた名作。

 この本をこうまで気に入っている理由は、自分でもよくわからない。無気味な生態系、それぞれに愉快な名前のついた植物たち、生き延びた人類の素朴な生活と世界観など、あれこれあわせてどこも好きという感じか。殊にアミガサダケ。

 タッド・ウィリアムズの『黄金の幻影都市』は連続刊行中で、1巻を読んだらおもしろかったのだが、めいっぱい「つづくッ!」で終わっていたため、現在、4巻まで購入するも、積んである。完結したらまとめて読むのだ(うっとり)。

 十二国記短編集『華胥の幽夢』は期待を裏切らない出来。亡国テーマが多くてやや気が重くなったが、そのずっしりとした重さこそが魅力のひとつだろう。

 あちこちで評判が高かった『BLOODLINK 獣と神と人』。たしかにおもしろかったが、これだけで完結する話ではないだろう。続編が待たれる。

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なつかしのアミガサダケ: 2001/07/11-20 (updated 2001/09/18)
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 獣と神と人
山下卓エンターブレイン(ファミ通文庫)2001.07.02
N黄金の幻影都市 1
 ―電脳世界の罠―〈アザーランド〉
タッド・ウィリアムズ
(野田昌宏:訳)
早川書房(ハヤカワ文庫SF)2001.06.15
OTHERLAND VOLUME ONE
CITY OF GOLDEN SHADOW
Tad Williams
1996
N地球の長い午後ブライアン・W・オールディス
(伊藤典夫:訳)
早川書房(ハヤカワ文庫SF)1977.01.31
THE HOT HOUSEBrian W. Aldiss
1962
F華胥の幽夢
〈十二国記〉
小野不由美講談社(講談社文庫)2001.07.15
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