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2002/09/13 (金)
●ダンディ戦隊第四話:「シンデレラになんかさせないワ」(Bパート/サルベージ版)
さーて、ぐだぐだ言わずにAパートのつづきをかたづけちまおうゼ、お嬢ちゃんたちに野郎共! 全宇宙が注目するロマンティック・アクション巨編、素敵にスタイリッシュ! ダンディ戦隊第四話のBパートだッ!
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まずはソフトに挨拶から。オカマ麗人は「アタシってオカマだからオンナノコには無害ナノマシン」を射出。「アタシ(中略)ナノマシン」はユミコの体内に入りこみ、オカマ麗人が分泌する女性フェロモンの効果を増強。しかも、暗示にかかりやすい体質に改造……するはずが、ユミコはもともと暗示にかかりやすかったので、あんまり意味がなかった! とにかく、すっかり「この人は女友達」と信じこませた!
次いでオカマ麗人は「アタシってオンナノコのこともよくわかるけど、元はオトコだから、男心もまかせて! たよりになるワイドショー・トーク!」でユミコの恋愛観を聞き出し、さらに油断させる! モニターしていたクレバーは、ユミコの意中の人が喫茶「男手射」の常連さんであり、どうやらダンディ戦隊の一員でもあるらしいことをつきとめた。
フッ、わたくしの優秀な頭脳にかかれば、ダンディどもを引きずり出すことなど日曜日のブランチに用意された半熟卵に塩をかけるよりたやすい!(意味不明) ……と、まるで当初からそれが狙いであったかのようにゴッドに報告するクレバーだったが、それは違います(断言)。
だが、クレバーが使っていた通信機(スーツケースに内蔵。蓋をひらくとぱかっとアンテナが立つ無意味に古典的なデザイン。クレバーはデザインにも凝る男だった!)を問答無用で踏みつぶした男がいた! 彼こそ腹筋も肉肉しいダンディ・レッド!
「クソッ、あの女がどうなってもいいのかッ!」
オカマ麗人に攻撃司令を出そうとしたクレバーは、眼鏡がずり落ちるのを感じた。ささっと位置を直したが、そこにクレバーが見たものは! オカマ麗人のファッション・チェック中のデザイナーMOMOであった!
「アナタ、オカマをやるンなら、心だけ女になってもダメなのヨ。女は女に生まれついてるンだから、なンにもしなくても女だけど、オカマは男に生まれついたのに(略)いい? それにはまずファッションなの。あなたのファッションはそりゃもう『朝そのへんにあったのを着てきたダケ』って感じで(略)」
苛々してきたオカマ麗人、茫然自失中のクレバーの指示も待たず、邪魔者を攻撃だッ! しかし、ひらりと華麗にかわすMOMO。
思わず身を乗り出すクレバーの顔面に、レッドの鉄拳が命中。眼鏡がふっとんだーッ!
「わ、わたしの、わたしの眼鏡がーッ! 見えない、なにも見えない!」
地面を這い回るクレバーだが、「ハジクン」の威力は抜群。白衣はぴかぴか真っ白のままだぞ!
その間に、MOMOは華麗に薔薇の花びらを撒いた!
「よくッて! ファッションは演出!(略)なのヨ!」
なぜか回転するミラーボール! 虹色のスポットライト! ちょうどいい感じに下から吹き上げる風をはらんで広がるピンクのマント! キュートきわまりないおへそには銀色のピアス! おっされ〜!
「ダンディ・ピンク、愛と自由と(略)のために、ただいま参上!」
オカマ麗人、やけになって発した「低音お姉ボイス・アタック」が、ダンディ・ピンクとユミコを襲う!「アタシってアタシってアタシってアタシってーッ!」
しかし、ダンディ・ピンクのレインボー・スモークで目標を見失い、きょろきょろするオカマ麗人の後頭部に、ピンクの必殺技、ダンディ・プリティ・キックが炸裂! オカマ麗人は、あっけなく倒された。
そして地面を這っていたクレバー・ハンサムも、イエローが新しく開発した必殺技、ランバー・ホームランでふっ飛ばされたのだった!
戦え、ダンディ戦隊! 明日も乙女のために!
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