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2002/09/09 (月)

ダンディ戦隊第三話:「イェッサーなんて言わないで」(サルベージ版)
*blue 遅れて来る男、ブルーだ。しかし読み返してみると、なつかしいものだな。オレとユミコお嬢ちゃんの運命の出会いから、もう一年以上たってるのか。
 さて、しみじみしてる暇はないな。今日も、昨日と同じく掲示板からサルベージした第三話をお届けしよう。

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*god ここは、ハンサム帝国極東基地――スペシャルは、仲間たちからなじられていた。改造麗人を失ったばかりでなく、ダンディたちに基地の場所を発見されてしまったお間抜けさんだからだ! 無能な部下にゴッド・ハンサム無言の怒りが爆発。
 この僕におまかせください、と進み出たのは目元の涼しい美少年。彼はハンサム四天王一の若さを誇るショタコン対応済み半ズボン装着、むだ毛のお手入れ完璧の、ピュア・ハンサム!

*Yellow 一方その頃、喫茶「男手射」には新入りのバイト君が入っていた。マスターが「炭焼きコーヒーに対抗して、薪割りコーヒーはどうだろう」と新作メニューを考案したのため、薪割り係として採用された。元はフランスの外人部隊、いや米海軍にいたという噂が乱れ飛ぶバイト君を恐れ、ほかの店員は近寄れなかったが、分け隔てなく接するユミコ。実は、バイト君に急接近してレッドに焼き餅を焼かせよう作戦を遂行中だったのだが、誰も気がついてくれない!

*Yumiko  がっかりしたユミコは、バイト君とともに買い出しに出かけることにしたが、曲がり角で通行人にぶち当たった! 古典的な手口を披露したのは、ピュア・ハンサム。その天使のように無垢(に見える)な美貌をひけらかし、
「ご、ごめんなさい、僕……」
 と相手の眼をみつめる必殺技ピュア・アイズ・アタックで相手を虜に。
 あやうしユミコ。天使の揺れる眼差しにユミコの心はメロメロだ!
 そのとき、新入りのバイト君が力一杯ピュアを突き飛ばした! なにをするッ、と眦吊り上げて怒るお顔も美しいピュアに向かって、イェッサー! といいお返事で今度はキック。たまらず正体をあらわしたピュア・ハンサムは、形成不利と改造麗人をバイト君にけしかける。「あなたもむだ毛におさらば! 女の子はつるつるお肌にもう夢中! 完全無欠永久脱毛セット、前金二十五万円均一セール中」の広告にすっかり心を奪われた犠牲者、ツルツル麗人である! 相変わらず改造費は実験体持ちだ! ガッチリしてるぞハンサム帝国!

*Yellow ツルツル麗人の脱毛ムース攻撃をあっさり跳ね返したバイト君こそ、実はダンディ・イエローだった! ツルツル麗人を必殺技イェッサー・ボンバーで吹き飛ばし、とどめにサンキューサー・マグナムを全力射撃。ピュア・ハンサムは捨て台詞を残して退散だ。ほかのダンディたちの出番はなかったぞ!
 こらあッ! とイエローをぽかぽか殴るユミコ。レッド様が駆けつけるまで引き伸ばさなきゃ駄目じゃないの! イェッサー! わかってんのかこらぁ! サンキューサー! うわぁぁぁぁぁん! イェッサー! ぽかぽか! 無茶苦茶言われても、すごい包容力で堪え忍べ、イエロー! ……しかし、仮にも女性のユミコに「サー」呼ばわりとはどういうことだ。ユミコが気がつく前に改めないとピンチだぞ!

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