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2002/01/21 (月)
●献本御礼:『導きの星 I』
毎日毎日オレは献本の紹介ばかりで嬉しくなっちゃうゼ! ああもうなんでもドンと来いだ!
今日は、一昨日紹介した『星の、バベル(上)』と同時発売の、ハルキ文庫/ヌーヴェルSFシリーズの一月新刊、『導きの星 I』を紹介しちまうゼ! お嬢ちゃんたちもナイス・ガイのみんなも、眼をぐっと見開いて読んでくれヨ!
これがな。
つまり。
おもしろいんだヨ!
こないだの『星の、バベル』もかなりキテたが、こっちもキまくりだ! どうしちまったんだヌーヴェルSF! ウチの中古のお嬢ちゃんに二冊の本を手渡しながら、
「今回は自信作ですからぜひ読んでください」
って担当編集者の眼がキラリと光っていたのはマジの証だったんだナ! 今年のダンディはマジ! コレだゼ!
長くて意味のない中継ぎは措いておくとして、本の話に戻ろう。
舞台は遠未来、すっかり宇宙に進出した人類が、自分たち以外に知的生命体が棲息する惑星を発見しては、かれらを穏やかな宇宙航行種族に育てるべく陰ながら援助する。そのシステムにのっとって、とある「リスっぽい生命体」が知性を獲得した惑星を見守るために、宇宙船でびゅーっとあらわれた青年監察官、司。彼の助手となるのは、それぞれ「戦闘」「科学」「経済」の三種に特化された「目的人格(パーパソイド)」搭載の美少女アンドロイド。なんで科学のおねーたまが眼鏡のボク少女じゃないのかナ、なんてオレ的な萌えポイントも措いておくとして、自分の主目的のためなら他のことは無視して突っ走りがちなその三人の手綱をいかに引き絞るかが、青年監察官の腕の見せどころだ! もちろん、往々にしてひっぱりまわされて無茶苦茶なことになっちまうゼ! うっひょぅ!
文明育成だから、当然ものすごーく長いタイム・スパンで活動するわけで、彼は介入すべき時期だけ覚醒して活動し、ほかは寝て過ごすことになる。心を通わせた現住生物とも、つかのまの交流で終わり、時のかなたへと別れてしまう。何世代かを経てから、不意にかつての友を思わせる個体に巡り合うシーンや、時を経て変化した過去の事蹟に遭遇するシーンなんか、こう、グッとくるものがあるゼ!!
しかしこっちも、思いっきり終わってないんだが……続刊はいつ出るのダーッ!
著者の小川一水アニキ、編集部のN津アニキ、イラストレーターの村田蓮爾アニキ、いつだ、いつになるんだよぅッ! 教えてほしいんだゼ!
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