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2002/01/19 (土)
●献本御礼:『星の、バベル(上)』
さて、今月はハルキ文庫から久しぶりにヌーヴェルSFシリーズの刊行だ!
店主はたまたま発売日にハルキ文庫の担当編集者氏と打合わせがあったもんだから、役得でサクッとゲットだゼ! やったゼ! 買うつもりだったのにロハだゼ! 担当さんありがとう!!
ってわけで、気合いいれて紹介しちまうゼ!
まず一冊めは『星の、バベル(上)』。新城カズマ氏の作品で、イラストはネオ・ランガでお馴染みの田中比呂人氏だ。迫力の半裸刺青美少女が、バーンと表紙に載ってるから、書店でも目立つんじゃないかナ。
で、中身は言語SF。架空言語ヲタはとりあえず買っとけ! 買ったら読んどけ!
まだ上巻だから話は終わってないが、導入部はこんな感じだ。「ただ星の名前を調べに行っただけ」のはずの言語学者が、先住民そのほか他民族からなるメソネシアの島嶼国家と、先住民を中心とした武装勢力とのあいだをとりもつオブザーバーとなってしまっていた。おおぅ、やるざるを得ない仕事を、やるべきだからやる! 漢だゼ!
ってワケで、十五年もかけてようやく政府側と武装勢力側は和解に至り、どうにか光明が見えかかっていたまさにそのとき。おそるべき事件が起きようとしていた……!
ひとつの言語だけで暮らしているわけではない雑多な人々の寄り集まり、滅びようとする言語、民族の文化、そしてSF的な発想の転換と発展! スバラシイ!
タダでゲットしたから褒めてるわけじゃないゾ! ほんとにおもしろかったんだヨ! てか、店主のツボにストライクだったらしいゼ!
早く下巻が読みたいずぇええええええっッ!!
もう一冊の『導きの星 1』の方は、まだ読めてないからレヴューはまた今度ナ!
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