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2001/11/04 (日)
●マイ三国志の記憶
銀河に咲いた愛の花。散らさず枯らさず育ててみせるぜ! いっけぇ〜ッ! ダンディ・ミラクル・ハーッグ!
どうだい、ホットになったかい? 君たちのレッドが今日も参上だ!
さっそくだが、今日のローカル・ニュースをお届けするぜ! ウチの中古のお嬢ちゃんが風邪をひいちまったようだ。
「本のつづきが気になって原稿が書けそうもなかったので、ついぜんぶ読んじゃったら朝になっちゃって、気がついたら寒かったです」
……小学生の作文じゃないんだぜ。要するに、『真・三国無双 2』をプレイしてたら、『三国志』ってどんな話だったっけというのが気になって、どうせ読むなら新しい版をと『三国志 一の巻』から二、三、四、五の巻まで一気に読んだわけなんだな?
「今読んでる北方謙三版『三国志』ってば、まえに通読した吉川英治版『三国志』と違って貂蝉(ちょうせん)出てこないし! 赤兎馬(せきとば)が死なないし! 関羽と劉備が敵味方で対峙しないし! おどろきの連続で、つい」
それは拙い文章の理由にはならないと思うが、そんなことを言っても仕方がないな。よしよし、わかった、わかった。
記憶との誤差が生じて、却って気になったという次第みたいだ。じゃあ次は吉川英治版を読むのかっていうと、本棚を漁って、いきなり昭和三十年代初版の平凡社『三国志』なんか掘り出してくるから、まったくウチの店主ときたら。それって、読んだらまた「誤差が!」って頭かきむしりたくなるだけじゃねぇのか?
……ま、好きにするといいさ。風邪が悪化しない程度にな。今月中に中編一本とプロット一本ってのを忘れるなよ。
ちなみにこの「三国志」説話自体は唐末期には既に広まっていたと考えられるそうだ。もともとは、講釈師が語った物語だったんだな。羅貫中って人物が史書を参考に歴史的な事実に近づけるかたちでその物語を集大成したのが、今ある『三国志演義』ってものらしい。「演義」ってのは「義=事実」を「演=敷衍する」って意味で、「縁起」とはまた違うからな。注意してくれよ。
●ゲームもあるぜ?
ふーん。三国志ってそんなにおもしろいのか? あ、ゲームの『真(略)2』は、すげぇ評判いいぜ。とりあえず、「一騎当千」を本気で実現させちまった、単騎の戦力で戦況全体をひっくり返すゲームだな。仲間の武将が勝手に戦って、勝ったり負けたりしてるあたりは、店主がバカはまりした『ガンパレ』っぽいかも。あっちはシミュレーションだがな。
プレステ2を持ってるならぜったい「買い」じゃねぇ? アクションが苦手でも、フリーモードで鍛え上げれば、けっこうなんとかなるしな。
ところで知ってたか、『北方謙三 三国志』ってプレステ2専用ソフトでも出てるんだぜ? これはコレクションしなくていいのかー? なんか、DVD-ROM二枚組のビジュアルノベルで、豊富なデータベース機能搭載、好きな話をテープやMDに録音可能……って、ふーん、この「録音可能」ってとこは、なんかイイな! 最近のものってさ、コピーとかすげぇ警戒してるじゃん。ちょっと好感持っちまったぜ。三国志には興味ねぇけどナ!
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